充電器のカタログに書かれた最大出力は、あくまでピークの数値です。ノートPCに重い処理をさせ続けたとき、その出力を何分間維持できるのかは、そこには書かれていません。
PHYSCEは、16インチMacBook Pro(M1 Pro)に連続負荷をかけながら、PHYSCE 140W 急速充電器と、同じく140Wクラスの比較対象品を、同一端末・室温25℃の同一条件で1時間動かしました。序盤はどちらもフルパワーでしたが、34分を境に出力の推移が分かれました。
テストの背景と目的
USB PD対応のノートPCは、CPUに高い負荷がかかっている間、充電器から大きな電力を引き続けます。このとき充電器自身も発熱し、内部の保護制御によって出力を落とす設計になっているのが一般的です。
そのため「最大○○W」という表示だけでは、実際の作業中にどれだけ充電が進むのかは分かりません。今回の目的は、負荷・端末・室温をそろえたうえで、出力・外郭表面温度・バッテリー残量の推移を同一画面に並べて記録し、その様子を公開することです。
テスト条件
このテストで映像に表示している条件は、次のとおりです。
30分時点:出力は互角、温度にはすでに差
30分が経過した時点では、どちらもフルパワーで動作していました。出力はPHYSCEが約135W、比較対象品が約137Wで、ほぼ互角です。一方でこの時点のPHYSCEの最高温度は54.7℃でした。
34分:比較対象品の出力が60Wへ低下
34分を過ぎたところで、比較対象品の出力が約140Wから60Wへ下がりました。画面上の表示では保護制御の作動によるもので、以降は60Wのまま推移しています。
このときの比較対象品の外郭表面温度は、サーモカメラの実測値で81.4℃でした。同じ34分時点で、PHYSCEは実測約135Wを維持し、フルパワーでの充電を続けています。
参考値として、J62368-1 表38/TS1では樹脂外郭・接触時間1〜10秒の温度を77℃としています(25℃換算)。ただし映像内の測定は規格適合性試験ではありません。今回の数値は特定条件下でサーモカメラにより測定した表面温度であり、比較対象品が安全規格を満たしていないことを示すものではありません。
40分時点:59.1℃で約135Wを維持
40分が経過した時点のPHYSCEは、最高温度59.1℃で、約135Wの出力を維持していました。温度は、サーモカメラによる無加工の実測画像で確認しています。
最終結果:52分で70%、一方は60分で53%
PHYSCEは52分で70%に到達しました。終盤の最高温度は61.9℃です。以降はMac側の充電制御が入るため、ここで測定を終了しました。
比較対象品は60分後も53%でした。34分以降は出力60Wのまま推移し、34分時点の50%から60分時点の53%まで、26分間で+3%です。
数値を読むうえで重要な点として、両者は測定を終えた時点が異なります。 PHYSCEは52分で測定終了、比較対象品は60分まで記録しています。つまりPHYSCEは、比較対象品より8分短い時間で70%に到達しています。開始時のバッテリー残量は、どちらも3%でそろえています。
動画では、検証開始から34分の出力低下、40分時点の温度、最終結果までの推移を連続してご覧いただけます。
動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=H1geCRrbJ_k
温度の測り方について
この記事に出てくる温度は、いずれもサーモカメラで測定した充電器本体の外郭表面温度です。室温でも、内部の部品温度でもありません。
測定は放射率ε0.91、距離0.5mで行っており、掲載している熱画像は無加工です。表面温度は素材や測定位置によって変わるため、同じ製品でも測る場所が違えば数値は変わります。
PHYSCE 140W 急速充電器について
PHYSCE 140W 急速充電器(型番 C1140US)は、USB-C×3とUSB-A×1の4ポートを備えたデスクトップ型の充電器です。
RGBライトで充電状態を色で確認できるほか、発熱を抑えて充電するBatteryEcoモードを搭載しています。
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※価格、在庫、カラー、ポイント、配送条件などは販売店ごとに異なり、変更される場合があります。ご購入時に各販売ページで最新情報をご確認ください。
この結果を読むときの注意
今回の結果は、同一条件で各1回ずつ測定した単回テストです。使用する端末、ケーブル、接続するポート、室温、電源環境などが変われば、出力や温度の推移も変わります。なお、使用したケーブルと接続ポートは映像内に表示していません。
また充電器が高負荷時に出力を下げること自体は、多くの製品が備えている保護動作です。今回の観察は特定条件下での挙動の違いを記録したものであり、比較対象品の品質や安全性を評価するものではありません。
充電器は取扱説明書に記載された条件で使用し、異常な発熱、変形、におい、破損などを感じた場合は直ちに使用を中止してください。
まとめ
16インチMacBook Pro(M1 Pro)にCinebench 2026のCPUテストを連続実行させ、室温25℃で140Wクラスの充電器2台を同一条件で動かしました。
30分時点ではPHYSCE 約135W/比較対象品 約137Wとほぼ互角でしたが、34分で比較対象品の出力が60Wへ低下し、以降は60Wのまま推移しました。PHYSCEは同じ34分時点で約135Wを維持し、40分時点でも最高温度59.1℃で約135Wを保っていました。
最終的にPHYSCEは52分で70%に到達して測定終了、比較対象品は60分時点で53%でした。開始時の残量はどちらも3%です。これは同一条件で各1回ずつ行った単回テストの結果であり、すべての環境での性能を保証するものではありません。


PHYSCE(ファイス)について
PHYSCE(ファイス)は、「充電を、もっと賢く。」を掲げる、日本発の充電デバイスブランドです。充電効率、温度管理、電池セル、独立制御回路といった内部設計から品質を追求し、USB急速充電器と多機能モバイルバッテリーを展開しています。
独自のRGB表現やBatteryEcoモードにより、充電の状態を見て、理解し、選べる体験を提案。機能を正しく磨いた先に美しさが生まれるという「用の美」の考えを大切に、美しさと使いやすさが互いを高め合う製品を目指しています。
製品はFaceSec Japan株式会社が東京を拠点に企画・設計し、日本国内での販売と日本語サポートを行っています。PHYSCE製品には24か月の製品保証を用意しています。
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