−24℃の冷凍庫に1時間。凍ったモバイルバッテリーは、そのあと充電できるか

−24℃の冷凍庫に1時間。凍ったモバイルバッテリーは、そのあと充電できるか

真冬の屋外や雪山、寒冷地の車中では、モバイルバッテリーが冷え切った状態で使われることがあります。低温になったリチウムイオン電池は、そもそも起動できるのでしょうか。

PHYSCEは、庫内実測 約−24℃の家庭用冷凍庫に、PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kを1時間入れました。取り出した本体は霜だらけでしたが、その状態で本体のLEDが点灯し、スマートフォンを接続すると給電が始まることを確認できました。

テストの背景と目的

リチウムイオン電池は、低温になると内部抵抗が上がり、取り出せる電力が一時的に落ちることが知られています。氷点下の環境では、機器がそもそも起動しない、あるいは残量表示が急に下がるといったことが起こり得ます。

今回の目的は、極端な低温での保管を推奨することではありません。冷凍庫という再現しやすい環境を使い、庫内温度、放置時間、確認手順を示したうえで、冷え切ったあとに起動と給電ができるかを、特定条件下の一例として映像で公開することです。

テスト条件

使用製品PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10K
使用した冷凍庫SAMKYO ZU70SD(−27℃対応の家庭用冷凍庫)
庫内温度実測 約−24℃(扉の温度計で確認)
放置時間1時間
放置中の動作スマートフォンには接続せず、給電していない状態
経過時間の記録実測タイマーを画面に表示
確認内容1時間後に本体が起動するか、そのあとスマートフォンへ給電を開始できるか

映像は時間経過を見やすくするため最大10倍速の早送りとスロー再生を含みますが、1時間の測定そのものはノーカットで連続して行っています。

検証開始時。実測タイマーが0:00を示し、冷凍庫はSAMKYO ZU70SD、庫内実測 約−24℃と表示された画面
検証開始時。実測タイマーを0:00からスタートしました。冷凍庫はSAMKYO ZU70SD(−27℃対応)、庫内実測は約−24℃です。
実測タイマーが57分経過を示している計測中の画面
経過時間は実測タイマーで連続して記録しました。画面は57分経過時点です。

1時間後、本体は霜だらけ

1時間が経過し、扉を開けました。本体の表面には霜が付着していました。

1時間の低温放置後、冷凍庫の扉を開けたところ本体表面に霜が付着している様子
1時間後、扉を開けたところ。本体表面には霜が付いています。

凍った状態でも、LEDが点灯した

霜が付いたその状態で、本体のLEDが点灯し、起動することを確認できました。取り出して冷凍庫の上に置いたあとも、点灯は続いていました。

凍った状態のまま本体のLEDが点灯し、起動を確認したことを示す画面
凍った状態のままLEDが点灯し、起動を確認しました。

スマートフォンへの給電も確認

続いてスマートフォンを接続したところ、今回の個体と接続機器では給電が始まることを確認できました。

これは「1時間ずっと充電し続けた」という意味ではありません。給電していない状態で1時間冷やしたあと、起動と給電を開始できるかを確認したテストです。

−24℃で1時間放置したあと、接続したスマートフォンへの給電が始まったことを示す画面
実測タイマーは1時間を経過。取り出したあとにスマートフォンを接続すると、給電が始まりました。

動画では、冷凍庫への設置から1時間の経過、霜の付着、起動と給電の確認までをご覧いただけます。

動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=os86Dnf5Yhc

この「−24℃」は何の温度か

今回出てくる−24℃は、冷凍庫の庫内温度です。製品本体の表面温度や内部の電池温度を測ったものではありません。

1時間の放置中はスマートフォンへ接続しておらず、本体は動作していない状態で冷やされています。したがって今回の結果は、「冷え切った状態からでも起動と給電を開始できた」という観察であり、低温下で連続して高出力を出し続けられることを示すものではありません。低温環境では、一般にリチウムイオン電池から取り出せる電力や表示される残量が一時的に変化します。

製品について

PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kは、モバイルバッテリーに、AC充電機能とUSB-Cケーブルを一体化したモデルです。外装にはCNC加工のアルミ合金ボディを採用しています。

電池セルには、LG Energy Solution製の21700型リチウムイオン電池セルを2本採用しています。

また社内の試験基準では、−24℃〜55℃の環境試験、1年間保管後の残量80%以上、1,000回以上の充放電後の状態80%以上を基準としています。これらは社内基準の設計値であり、今回の実測で確認した内容ではありません。今回の記事で確認できたのは、あくまで「約−24℃で1時間放置したあとに起動と給電を開始できた」という一件の観察です。

製品の購入はこちら

PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kは、PHYSCE日本公式サイトおよび各販売店でご確認いただけます。

※価格、在庫、カラー、ポイント、配送条件などは販売店ごとに異なり、変更される場合があります。ご購入時に各販売ページで最新情報をご確認ください。

低温環境で使用・保管するときの注意

今回の結果は、冷凍庫や氷点下の場所での保管を推奨するものではありません。モバイルバッテリーは各製品の取扱説明書に記載された使用・保管温度の範囲で扱ってください。

低温から急に暖かい場所へ移すと、結露によって内部に水滴が生じることがあります。霜や結露が付いた状態での通電は避け、常温に戻して十分に乾いてから使用してください。

異常な発熱、膨張や変形、におい、液漏れ、破損などを感じた場合は、直ちに使用を中止してください。

まとめ

庫内実測 約−24℃の冷凍庫に、PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kを、給電していない状態で1時間入れました。取り出した本体は霜だらけでしたが、その状態でLEDが点灯し、スマートフォンを接続すると給電が始まることを確認しました。

−24℃は冷凍庫の庫内温度であり、製品本体や電池の温度ではありません。開始から1時間までの経過は、ノーカットの実測映像でご確認いただけます。

※本記事は、特定の個体、接続機器、冷凍庫、日時および環境で行った単回テストの結果を紹介するものです。すべての低温環境における動作や安全性を保証するものではありません。製品は必ず取扱説明書に従って安全に使用してください。

PHYSCE(ファイス)について

PHYSCE(ファイス)は、「充電を、もっと賢く。」を掲げる、日本発の充電デバイスブランドです。充電効率、温度管理、電池セル、独立制御回路といった内部設計から品質を追求し、USB急速充電器と多機能モバイルバッテリーを展開しています。

独自のRGB表現やBatteryEcoモードにより、充電の状態を見て、理解し、選べる体験を提案。機能を正しく磨いた先に美しさが生まれるという「用の美」の考えを大切に、美しさと使いやすさが互いを高め合う製品を目指しています。

製品はFaceSec Japan株式会社が東京を拠点に企画・設計し、日本国内での販売と日本語サポートを行っています。PHYSCE製品には24か月の製品保証を用意しています。

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