同じ45Wクラスの充電器でも、使い続けたときに本体がどれだけ熱を持つかは製品によって変わります。カタログの最大出力からは、そこまでは分かりません。
PHYSCEは、PHYSCE 45W GaN急速充電器と同じ45Wクラスの比較対象品を並べ、同一モデルのモバイルバッテリー2台を同時に充電しながら、室温約25℃で50分間、出力と表面温度を同時に記録しました。50分時点の表面温度は69.4℃と76.8℃で、7.4℃の差がありました。
ただしこのテストは、両者が同じ電力を出していたわけではありません。出力はPHYSCEが約43W、比較対象品が約39Wです。温度の数字は、この出力差とあわせてお読みください。
テスト条件
このテストの負荷はノートPCではなく、モバイルバッテリーです。開始時の表面温度は、PHYSCEが32.2℃、比較対象品が32.6℃で、0.4℃差のほぼ同じ状態から始めています。
出力が違う点について
先に書いておきます。この2台は、同じ電力を出していたわけではありません。
つまりPHYSCEのほうが多く出力しながら、表面温度は低いという結果です。以下の温度は、この出力差を踏まえて読んでください。出力が揃っていない比較である以上、温度差のすべてが設計の違いによるものとは言い切れません。
10分経過:温度差が現れ始める
10分が経過した時点で、表面温度に差が出はじめました。
50分時点:69.4℃と76.8℃、差は7.4℃
50分が経過した時点の表面温度は、PHYSCEが69.4℃、比較対象品が76.8℃でした。差は7.4℃です。このときの出力はPHYSCEが約43W、比較対象品が約39Wです。
参考値との関係
比較対象品は、約39Wの出力時に76.8℃を記録しました。
参考値として、UL/IEC(JIS)62368-1 表38/TS1では、定格45W出力を含む通常動作時、樹脂外郭(接触時間1〜10秒)の表面温度上限を77℃(25℃換算)としています。
※この測定は規格適合性試験ではありません。今回の数値は特定条件下でサーモカメラにより測定した表面温度であり、比較対象品が安全規格を満たしていないことを示すものではありません。測定位置や条件が変われば数値も変わります。
動画では、検証開始から10分・50分の推移と最終結果までをご覧いただけます。
動画URL:https://youtu.be/hU2HTMKlUCs
「表面温度」とは何を測った値か
この記事に出てくる温度は、いずれもサーモカメラで測定した充電器本体の表面温度です。室温でも、内部の部品温度でもありません。掲載している熱画像は無加工です。
表面温度は素材や測定位置、測定タイミング、放射率設定によって変わるため、同じ製品でも測る場所が違えば数値は変わります。
ポートごとに独立回路
PHYSCE 45Wは、2つのUSB-Cポートそれぞれに専用のBUCK回路を搭載し、回路を共有しない設計としています。
PHYSCE 45W GaN急速充電器について
PHYSCE 45W GaN急速充電器(型番 C145US)は、USB-Cを2ポート備えたGaN採用の充電器です。
RGBライトで充電状態を色で確認できるほか、発熱を抑えて充電するBatteryEcoモードを搭載しています。
製品の購入はこちら
※価格、在庫、カラー、ポイント、配送条件などは販売店ごとに異なり、変更される場合があります。ご購入時に各販売ページで最新情報をご確認ください。
この結果を読むときの注意
今回の結果は、同一モデルのモバイルバッテリー2台を同時に充電し、室温約25℃で行った実測です。実測値は、使用する機器、ケーブル、バッテリー残量、使用環境によって異なります。モバイルバッテリーを負荷にしているため、残量によって引き込む電力が変わる点にはご注意ください。
また、この比較は出力が同じ条件で行われたものではありません。両者の出力(約43Wと約39W)を併せてご確認ください。
充電器が高負荷時に温度に応じて動作を変えること自体は、多くの製品が備えている一般的な保護動作です。今回の観察は特定条件下での表面温度の違いを記録したものであり、比較対象品の品質や安全性、規格適合性を評価するものではありません。
充電器は取扱説明書に記載された条件で使用し、異常な発熱、変形、におい、破損などを感じた場合は直ちに使用を中止してください。
まとめ
同一モデルのモバイルバッテリー2台を同時に充電しながら、室温約25℃で、45Wクラスの充電器2台を50分間同時に記録しました。
開始時の表面温度はPHYSCE 32.2℃/比較対象品 32.6℃とほぼ同じ。10分時点でPHYSCE 51.1℃/比較対象品 58.7℃となり、50分時点ではPHYSCE 69.4℃/比較対象品 76.8℃、差は7.4℃でした。このときの出力はPHYSCEが約43W、比較対象品が約39Wで、PHYSCEは多く出力しながら表面温度を低く保っていました。
これは特定条件下での単回の実測結果であり、使用機器・ケーブル・バッテリー残量・使用環境によって結果は異なります。
※本記事は、特定の個体、接続機器、測定機器、日時および環境で行った単回テストの結果を紹介するものです。すべての使用条件における動作や安全性を保証するものではありません。製品は必ず取扱説明書に従って安全に使用してください。


PHYSCE(ファイス)について
PHYSCE(ファイス)は、「充電を、もっと賢く。」を掲げる、日本発の充電デバイスブランドです。充電効率、温度管理、電池セル、独立制御回路といった内部設計から品質を追求し、USB急速充電器と多機能モバイルバッテリーを展開しています。
独自のRGB表現やBatteryEcoモードにより、充電の状態を見て、理解し、選べる体験を提案。機能を正しく磨いた先に美しさが生まれるという「用の美」の考えを大切に、美しさと使いやすさが互いを高め合う製品を目指しています。
製品はFaceSec Japan株式会社が東京を拠点に企画・設計し、日本国内での販売と日本語サポートを行っています。PHYSCE製品には24か月の製品保証を用意しています。
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