充電器のスペック表に並ぶ「67W」という数字は、どの製品でも同じに見えます。しかし同じ出力を出していても、本体がどれだけ熱を持つかは製品によって変わります。
PHYSCEは、14インチMacBook Pro(M3)にGPUの連続負荷をかけながら、PHYSCE 67W GaN急速充電器と、同じ67Wクラスの比較対象品を、室温25℃で各60分間動かしました。出力はどちらも約66Wで並んでいましたが、表面温度には20分の時点で14℃の差がついていました。
テストの背景と目的
「67W」という数字は、充電器がどれだけ電力を出せるかを示す定格です。ただし同じ定格の製品を並べても、電力を出し続けたときに本体がどこまで温度を上げるかは、内部の設計によって変わります。
今回は定格が両方とも67Wという、条件のそろった組み合わせで比べました。片方だけ定格が高い、片方だけ先に測定を終えた、といった条件差はありません。同じ端末に同じ負荷をかけ、同じ室温で、同じ時間だけ動かしています。
映像で公開している条件
このテストで映像に表示している条件は、次のとおりです。
20分時点:出力は約66Wで並び、表面温度は14℃差
20分が経過した時点で、出力はどちらも約66Wを維持していました。定格が同じで、実際に出ている電力もほぼ同じです。
その一方で、本体の表面温度にはすでに14℃の差がついていました。同じだけの電力を出しながら、片方は熱として溜め込み、片方は溜め込んでいない、という状態です。
50分時点:64.7℃と80.3℃
50分が経過した時点の表面温度は、PHYSCEが64.7℃、比較対象品が80.3℃でした。
約55分:比較対象品の出力が59Wへ
約55分の時点で、比較対象品の出力が59Wへ下がりました。PHYSCEは同じ時点で約66Wを維持しています。
高い負荷が続くと、充電器は温度に応じて出力を下げます。これは多くの製品が備えている保護動作です。逆に言えば、本体の温度を低く保てているほど、高い出力を長く続けやすくなります。
※映像の字幕には「過熱」「出力が不安定」という表現がありますが、これは映像制作時の表現です。この記事では、実測した表面温度と出力の変化のみを記載しています。高負荷時に温度に応じて出力を下げること自体は、多くの製品が備えている一般的な保護動作であり、異常や故障を示すものではありません。
60分後の結果
※映像にはPHYSCE側の「充電52%」という表示がありますが、比較対象品側の充電量と、両者の開始時のバッテリー残量は表示されていません。そのため、この記事では充電量の比較は行いません。比較できるのは、出力と表面温度の推移です。
動画では、テスト開始から20分・50分・約55分の推移と最終結果までをご覧いただけます。
動画URL:https://youtu.be/Nf_FmLdNFeo
「表面温度」とは何を測った値か
この記事に出てくる温度は、いずれもサーモカメラで測定した充電器本体の表面温度です。室温でも、内部の部品温度でもありません。測定は放射率ε0.91、距離0.5mで行っています。
表面温度は素材や測定位置、測定タイミングによって変わるため、同じ製品でも測る場所が違えば数値は変わります。今回の64.7℃と80.3℃は、同じ画面・同じ時点・同じ測定条件で並べて記録した値です。
PHYSCE 67W GaN急速充電器について
PHYSCE 67W GaN急速充電器(型番 C167US)は、USB-Cを2ポート備えたGaN採用の充電器です。
RGBライトで充電状態を色で確認できるほか、発熱を抑えて充電するBatteryEcoモードを搭載しています。動画内の「TruePower™」は、PHYSCEがポートごとの出力制御に用いている技術の呼称です。
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※価格、在庫、カラー、ポイント、配送条件などは販売店ごとに異なり、変更される場合があります。ご購入時に各販売ページで最新情報をご確認ください。
この結果を読むときの注意
今回の結果は実測によるものですが、使用する機器、ケーブル、使用環境によって数値は異なります。測定はそれぞれ60分間、特定の条件下で行ったものです。
充電器が高負荷時に温度に応じて出力を下げること自体は、多くの製品が備えている保護動作です。今回の観察は特定条件下での挙動の違いを記録したものであり、比較対象品の品質や安全性、規格適合性を評価するものではありません。
充電器は取扱説明書に記載された条件で使用し、異常な発熱、変形、におい、破損などを感じた場合は直ちに使用を中止してください。
まとめ
14インチMacBook Pro(M3)にCinebenchのGPUテストを連続実行させ、室温25℃で、同じ67Wクラスの充電器2台を各60分間動かしました。
出力は20分時点でどちらも約66W。しかし表面温度にはこの時点で14℃の差がありました。50分時点ではPHYSCE 64.7℃/比較対象品 80.3℃となり、約55分で比較対象品の出力が59Wへ低下。PHYSCEは約66Wを維持し、60分後の表面温度は67.3℃でした。
同じ定格でも、本体の温度の上がり方によって高出力を続けられる時間が変わります。ただしこれは特定条件下での実測結果であり、機器・ケーブル・使用環境によって結果は異なります。
※本記事は、特定の個体、接続機器、測定機器、日時および環境で行った単回テストの結果を紹介するものです。すべての使用条件における動作や安全性を保証するものではありません。製品は必ず取扱説明書に従って安全に使用してください。


PHYSCE(ファイス)について
PHYSCE(ファイス)は、「充電を、もっと賢く。」を掲げる、日本発の充電デバイスブランドです。充電効率、温度管理、電池セル、独立制御回路といった内部設計から品質を追求し、USB急速充電器と多機能モバイルバッテリーを展開しています。
独自のRGB表現やBatteryEcoモードにより、充電の状態を見て、理解し、選べる体験を提案。機能を正しく磨いた先に美しさが生まれるという「用の美」の考えを大切に、美しさと使いやすさが互いを高め合う製品を目指しています。
製品はFaceSec Japan株式会社が東京を拠点に企画・設計し、日本国内での販売と日本語サポートを行っています。PHYSCE製品には24か月の製品保証を用意しています。
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