真夏の車内は、短時間でも非常に高温になります。その環境に置かれたモバイルバッテリーは、時間が経った後も給電を開始できるのでしょうか。
PHYSCEは、車内温度計が50〜55℃を示すModel Yの車内で、PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kをダッシュボード上に31分45秒置きました。その後、初めてスマートフォンを接続したところ、今回の条件では給電が始まることを確認できました。終了後に測定した本体表面は59.5℃でしたが、これは給電を続けたことによる自己発熱ではなく、高温の車内に置かれた本体が周囲から熱を受けた結果として捉える必要があります。
テストの背景と目的
モバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池は、高温になる場所を避けて使用・保管することが基本です。特に夏の車内や直射日光の当たるダッシュボードは、電子機器を放置すべき場所ではありません。
今回の目的は、高温の車内での放置を推奨することではなく、温度、設置場所、経過時間、接続タイミングを示したうえで、外部環境によって本体が高温になった後にも給電を開始できるかを、特定条件下の一例として映像で公開することです。
テスト条件
映像は時間経過を見やすくするため早送りとスロー再生を含みますが、テストの途中で製品を移動していません。なお、車両も同時に充電中でした。
31分45秒後、スマートフォンへの給電を確認
31分45秒が経過した後、製品をダッシュボード上に置いたまま、初めてスマートフォンへ接続しました。
今回の個体と接続機器では、接続後に給電が始まることを確認できました。 これは「31分45秒間、スマートフォンを充電し続けた」という意味ではありません。高温環境に31分45秒置いた後、給電を開始できるかを確認したテストです。
動画では、設置直後から接続確認、熱画像による測定までをご覧いただけます。
動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=48DDUfahkYw
「55℃」と「59.5℃」は何の温度か
このテストには、意味の異なる2つの温度が登場します。
製品表面は、車内の熱気、ダッシュボード、日射など、周囲から熱を受けます。今回、本体を置いていた31分45秒の間はスマートフォンへ接続しておらず、約30Wで連続給電していたわけではありません。したがって、59.5℃は「給電動作によって本体がそこまで自己発熱した温度」ではなく、高温の車内環境によって外側から熱せられた本体表面の測定値です。
常温で約30Wを連続出力したときは、表面約34.5℃
PHYSCE 10Kの温度管理を正しく見るには、高温の車内で外部から熱を受けた今回の結果と、通常の室温で高出力を続けたときの結果を分けて考える必要があります。
別の実測では、室温約25℃で最大30Wに近い出力を約31分間続けました。USB電力計は開始時に約28.50W、15分経過時に約28.51W、終了時にも約28.50Wを示し、終了時の本体中央付近の表面温度は約34.5℃でした。
つまり、通常の室温で高い出力を続けた際には、約31分後も最大30Wに近い出力と約34.5℃の表面温度を確認しています。一方、Model Y車内では、給電していない状態で周囲が50〜55℃に達し、本体表面も59.5℃まで外部から熱せられました。その状態からでも、今回の確認ではスマートフォンへの給電を開始できました。
この2つの実測から見えてくるのは、PHYSCE 10Kが通常環境では高出力と温度管理を両立し、さらに本体が外部環境によって高温になった今回の条件でも、給電開始を確認できたということです。なお、両テストは条件と確認目的が異なる単回測定であり、あらゆる温度環境での動作を保証する比較試験ではありません。
充電に必要な機能を1台にまとめた3-in-1モデル
PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kは、約10,000mAhクラスのモバイルバッテリーに、AC充電機能とUSB-Cケーブルを一体化したモデルです。充電器、ケーブル、モバイルバッテリーを別々に持ち歩く手間を減らすことを目指しています。
本製品はLG Energy Solution製の21700型リチウムイオン電池セルを2本採用しています。ただし、本記事はセル単体の比較試験ではありません。LG製セルの採用と今回の給電結果はそれぞれ事実として扱い、両者の因果関係を示すものではありません。
製品の購入はこちら
PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kは、PHYSCE日本公式サイトおよび各販売店でご確認いただけます。
※価格、在庫、カラー、ポイント、配送条件などは販売店ごとに異なり、変更される場合があります。ご購入時に各販売ページで最新情報をご確認ください。
高温の車内で使用・保管するときの注意
今回の結果は、高温の車内やダッシュボード上への放置を推奨するものではありません。モバイルバッテリー、スマートフォンなどの電子機器は車内や直射日光の当たる場所に放置せず、必ず各製品の取扱説明書と使用条件に従ってください。
異常な発熱、膨張や変形、におい、液漏れ、破損などを感じた場合は、直ちに使用を中止してください。
まとめ
車内温度計が50〜55℃を示すModel Yのダッシュボード上に、PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kを、給電していない状態で31分45秒置きました。その後に初めてスマートフォンを接続し、今回の条件では給電が始まることを確認しました。テスト終了後の本体表面は、熱画像の中心点で59.5℃でした。この数値は連続給電による自己発熱ではなく、高温の車内環境から熱を受けた本体表面の温度です。
また、室温約25℃で最大30Wに近い出力を約31分間続けた別の実測では、終了時にも約28.5Wを示し、本体中央付近の表面温度は約34.5℃でした。通常環境で高出力と温度管理を両立する実測結果と、外部から高温にさらされた後にも給電開始を確認した結果は、PHYSCE 10Kの設計を異なる角度から示しています。
これは特定の個体、接続機器、車両、測定方法、時間および環境で行った単回テストの結果です。すべての高温環境での動作や安全性を保証するものではありません。
※本記事は、特定の個体、接続機器、車両、測定方法、日時および環境で行った単回テストの結果を紹介するものです。すべての高温環境における動作や安全性を保証するものではありません。製品は必ず取扱説明書に従って安全に使用してください。


PHYSCE(ファイス)について
PHYSCE(ファイス)は、「充電を、もっと賢く。」を掲げる、日本発の充電デバイスブランドです。充電効率、温度管理、電池セル、独立制御回路といった内部設計から品質を追求し、USB急速充電器と多機能モバイルバッテリーを展開しています。
独自のRGB表現やBatteryEcoモードにより、充電の状態を見て、理解し、選べる体験を提案。機能を正しく磨いた先に美しさが生まれるという「用の美」の考えを大切に、美しさと使いやすさが互いを高め合う製品を目指しています。
製品はFaceSec Japan株式会社が東京を拠点に企画・設計し、日本国内での販売と日本語サポートを行っています。PHYSCE製品には24か月の製品保証を用意しています。
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